
一緒に戦った選手たち
県民の大きな期待を背負い,自分たちも必ず勝てると信じていましたが,試合が始まると相手のペースにはまり,自分たちもイージーミスを繰り返し,リズムがつかめないまま敗退してしまいました。
私も後半から出場しましたが,ノーマークでシュートを外したことを今でも鮮明に覚えています。当時のことを思い出すと,監督に申し訳ない気持ちでいっぱいです。本県のハンドボールは,他の部で好成績をあげており,上位に入れなかったのは,高校男子だけだと思います。
しかし監督は,敗退後の選手を責めることは一切ありませんでした。そのことが今でも心に残っています。試合前には合宿を行い,日本体育大学の監督さんにも指導を受け,大学の学生とも練習試合を行っていただいました。結果はよくなかったが,国体に参加することで県民の皆様の熱い気持ちを感じることができました。

支給されたブレザー。今でもきれいに保管されていました。

生井沢さんからのメッセージ
今選手としてがんばっている皆さんへ一言
「青春時代にやったことは決して無駄にはならないので,全力で取り組んでもらいたい。今はつらいかもしれないが,それを乗り越えてほしい。必ずいつか役に立つときが来る」