38. 開会式の集団演技/野澤 寿子さん(日立市)

昭和49年「水と緑のまごころ国体」に,当時中学2年生の私は開会式の集団演技に参加した。開会式に向け各校で練習を積んだのち,他校との合同練習のためバスで笠松運動公園に幾度となく出かけた。笠松に近づく頃には,道路は広々と整備された2車線になり,公園入り口の彫刻は迫力があった。そして競技場の大きさと美しさは,近代的で都会的で「これからの私たちの街には輝ける未来があるんだ」と希望に胸を弾ませたことを思い出す。青い衣装を着て,左右の友人と手をクロスさせ,体を捻りながらの波の演技は,のちにテレビで見てとても美しかった。その中に自分がいたなんて不思議に思えた。練習の日々の汗の匂いと助け合って芽生えた友情と絆,キラキラ輝いて見えた景色。本番が終わり,達成感と安堵感そして「もう練習しなくていいんだ・・・・」という寂しさに似た気持ちがあったことを今でも覚えている。懐かしくいとおしい,キラキラ輝く青春の思い出である。

【平成31年国体へのメッセージ】
あれから40有余年,再び国体が茨城県にやってくる。あの時の中学生は,還暦手前の年齢を迎える。あの時感じた私たちの街の輝ける未来をもう一度感じたい。


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